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親知らずを抜いた次の日の過ごし方は?痛みや食事で気をつけるポイント

親知らずの抜歯を終えた翌日、「まだ痛みがあるけど大丈夫?」「ごはんは何を食べていいの?」と不安になる方も少なくありません。抜歯後は傷口が完全にふさがるまでに時間がかかるため、抜歯後の過ごし方によって、傷の治り具合や痛み・腫れなどの症状の出方に違いが生じることがあります。特に、痛みや腫れが残る時期の食事内容や生活習慣には注意が必要です。今回は、親知らずを抜いた次の日によく見られる症状や、過ごし方のポイント、控えたい食べ物などについて解説します。

1. 親知らず抜歯の翌日によくある症状とは

親知らずを抜いた翌日は、抜歯直後よりも痛みや腫れが目立ちやすくなることがあります。これは、炎症反応が強く出やすい時期とされており、多くの方に共通してみられる一般的な経過です。
翌日から翌々日に起こりやすい主な症状としては、次のようなものがあります。

①腫れが出やすい

あごや頬のあたりがやや腫れてくることがあります。特に下の親知らずを抜いた場合に腫れやすく、見た目の変化に驚く方もいらっしゃいますが、通常は数日かけて自然に引いていきます。

②痛みが続く、または強まることがある

抜歯当日は麻酔の影響で痛みを感じにくいこともありますが、翌日になると痛み止めの効果が薄れ、違和感が強まる場合があります。個人差はありますが、数日間続くこともあります。

③出血がにじむことがある

強い出血ではなく、唾液に赤みが混じる程度の軽い出血がみられることがあります。こうしたにじみ出る出血は、多くの場合経過観察で問題ありません。

④口が開きにくい・顎がだるい

あごの筋肉や関節に一時的な負担がかかることで、口が開けづらくなったり、だるさを感じることがあります。特に下あごの奥歯を抜いた場合に起こりやすいとされています。

⑤軽い発熱や左右の腫れによる見た目の変化

体が処置に反応して一時的に発熱したり、倦怠感が出ることがあります。また、片側だけの抜歯の場合、顔の左右で腫れ具合に差が出ることもありますが、どちらも時間の経過とともに落ち着いていくことが多いです。

こうした症状は一時的なことが多いため、無理をせずにゆっくり過ごすことが、順調に回復するための大切なポイントです。

 
 

2. 親知らず抜歯後の食事はどうする?

抜歯後の食事は、傷口への刺激や感染のリスクを避けるために慎重に選ぶ必要があります。特に抜歯翌日は、組織がまだ不安定な状態にあるため、食べるものや食べ方に配慮することで、治癒を妨げにくくなるとされています。

①やわらかくて常温に近いものを選ぶ

熱すぎたり冷たすぎたりする食べ物は、傷口への刺激となる可能性があります。おかゆ、スープ、豆腐、ヨーグルトなど、やわらかくて飲み込みやすく、常温の食品が、傷口への負担を少なくするとされています。

②抜いた側では噛まない

抜歯した側で噛むことで痛みや出血が生じるおそれがあります。できるだけ反対側の歯で噛むように心がけることで、傷口にかかる負担を少なくすることができます。

③細かい粒や硬いものは避ける

ゴマやナッツ、揚げ物の衣、米粒など、粒の小さいものや硬い食品は、抜歯後の穴に入り込んだり傷口を刺激したりする可能性があります。抜歯後数日間は控えるのが望ましいとされています。

④強く吸う・うがいする動作は避ける

ストローで飲む、強いうがいをするなどの動作は、傷口の血のかたまり(血餅)をはがしてしまう原因になります。これによって「ドライソケット」と呼ばれる強い痛みを伴う状態に陥ることもあるため、注意が必要です。

⑤アルコールや刺激物は控える

アルコールや香辛料の強い食事は、傷口の治癒を妨げたり炎症を悪化させたりする可能性があるといわれています。少なくとも抜歯翌日までは、摂取を控えましょう。

⑥食後のケアも丁寧に行う

食事のあとは、傷口に食べかすが残らないように注意しましょう。ただし、強いうがいは血のかたまりをはがす恐れがあるため、やさしくゆすぐ程度にとどめることが大切です。

抜歯後の食事は「何を食べたいか」よりも「いかに傷口を守るか」という観点を重視することが推奨されています。

 
 

3. 親知らずを抜いた次の日以降の過ごし方と注意点

親知らずを抜いた翌日以降は、傷口が少しずつ回復していく大切な時期です。この段階で無理をしたり、誤ったケアを行うと、出血や感染、痛みの悪化など、思わぬトラブルにつながることがあります。回復をスムーズに進めるためにも、以下のような点に注意して過ごしましょう。

①激しい運動や長時間の入浴は控える

血流が一気に高まることで出血が起こりやすくなるため、抜歯後しばらくは運動やサウナ、熱いお風呂は避けるようにしましょう。

②患部はなるべく触れない

舌や指で傷口を触ると、血のかたまりが取れてしまったり、細菌が入りやすくなります。無意識に触れてしまわないよう注意が必要です。

③喫煙・飲酒はしばらく控える

タバコやアルコールは、血流や免疫の働きに影響を与え、治癒を遅らせる可能性があります。少なくとも術後1〜3日は控えましょう。

④口の中を清潔に保つ

強いうがいは避けつつ、歯磨きや軽いうがいでお口の中を清潔に保ちましょう。患部には直接ブラシを当てないよう注意してください。

⑤症状が続く場合は歯医者を受診

数日経っても強い痛みや腫れが続く場合、膿や口臭が気になる場合は、感染などの可能性もあるため、早めに歯医者を受診してください。

⑥冷やすときは時間と方法に注意

保冷剤などで冷やすことは痛みや腫れを和らげますが、冷やしすぎると逆効果になることも。タオル越しに短時間ずつ行いましょう。

抜歯後の回復には個人差がありますが、一般的には2〜3日を過ぎると症状が徐々に落ち着いてくるとされています。無理をせず、安静に過ごすことが大切です。

 
 

4. 和歌山県岩出市の歯医者 はたなか歯科クリニックの口腔外科・親知らず抜歯治療

和歌山県岩出市の歯医者 はたなか歯科クリニックでは、歯科医療を通じて地域の方々の健康に少しでも貢献し、和歌山県岩出市の皆さんのかかりつけの歯医者になることを目指し口腔外科(親知らず抜歯や顎関節症治療・インプラント治療など)を実施しています。

【岩出市の歯医者 はたなか歯科クリニックの口腔外科治療】

①大学病院で培った経験豊富な院長が行う専門的な口腔外科治療

院長は和歌山県立医科大学附属病院・歯科口腔外科での勤務経験があり、口腔外科領域の診療経験を活かした治療を行っています。親知らずの抜歯や顎関節症、のう胞・腫瘍への対応など、専門性の高い症例にも対応できる体制が整っており、重症例は大学病院等とのスムーズな連携も可能です。

②親知らずの抜歯からのう胞・腫瘍まで幅広い症例に対応

顎関節症の保存療法から、口腔粘膜疾患のレーザー治療、金属アレルギーへのメタルフリー対応、消炎・切開処置まで、外科的対応が必要な多岐にわたるお口のトラブルを院内で診療。患者さんの症状や生活背景に応じた柔軟な治療提案が可能です。

③顎関節症や口腔粘膜疾患にも配慮した、痛みに配慮した低侵襲治療

レーザー治療の導入や、マウスピース療法・生活習慣指導などの保存的治療にも注力。なるべく身体的・精神的な負担を抑えた治療を大切にしており、初期段階での早期対応による回復促進と再発防止に力を入れています。

▼和歌山県岩出市の歯医者・歯科 はたなか歯科クリニックの口腔外科治療はこちら

https://www.hatanakashika.jp/treatment/oralsurgery/

和歌山県岩出市周辺で親知らず抜歯や顎関節症治療の歯医者・歯科をお探しの方は、はたなか歯科クリニックまでご相談ください。
 
 

まとめ

親知らずを抜いた翌日は、痛みや腫れ、口の開けにくさなどの症状があらわれやすい時期とされています。抜歯後の食事は、何を食べるかよりも、いかに傷口を守るかという観点を重視することが推奨されています。刺激の強いものや硬い食べ物は避け、やわらかくて負担の少ないものを選ぶよう心がけましょう。

和歌山県岩出市周辺で親知らずの抜歯に関してお悩みの方は、はたなか歯科クリニックまでお問い合わせください。

 

監修
はたなか歯科クリニック 院長 畑中 昭彦

経歴
1976年11月 和歌山県和歌山市出身
2001年3月 朝日大学歯学部 卒業
2001年4月 和歌山県立医科大学附属病院 歯科口腔外科 勤務(研修医期間を含む)
2004年4月 日本赤十字社和歌山医療センター 歯科口腔外科 勤務
2006年1月 はたなか歯科クリニック 開院
2023年3月 歯学博士(岩手医科大学医療工学講座)
2024年5月 和歌山県立医科大学歯科口腔外科学講座博士研究員

所属学会・スタディーグループ
日本口腔外科学会(2001年より)
日本口腔インプラント学会(2003年より)
日本抗加齢医学会
日本臨床歯科CADCAM学会
日本歯科理工学会
日本接着歯学会
岩手医科大学医療工学講座研究生

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