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歯周病

歯周病は何歳から気を付けるべき?原因やリスク、歯医者や自宅での予防法を解説

歯周病は中高年の病気だと思われがちですが、実は若い世代でも発症する可能性があります。
歯周病の原因は何なのか? どの年代からリスクが高まるのか? そして、歯医者や自宅でできる予防法にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は、歯周病について気を付けるべき年齢や予防方法について詳しく解説していきます。

1. 歯周病の原因は何?

歯周病は、口の中の細菌によって引き起こされる感染症です。
特に、歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の塊が原因となり、歯ぐきの炎症を引き起こします。
進行すると歯を支える骨が溶け、放置していると歯が抜けてしまうこともあります。

歯周病の主な原因は以下のとおりです。

①歯垢(プラーク)や歯石の蓄積

歯磨きが不十分だと、歯と歯ぐきの境目に歯垢がたまり、そのままにしていると硬くなり歯石になってしまいます。歯垢1mgの中には約10億個の細菌がいると言われ、磨き残しが多いほど炎症も引き起こされやすくなります。
また歯石の表面はザラザラしており、新たな歯垢が付着しやすくなる傾向があります。

②生活習慣の影響(喫煙・食生活・ストレス)

喫煙は歯ぐきの血流を悪くし、歯周病を進行させやすくします。
また、糖分の多い食事や栄養バランスの偏り、ストレスによる免疫力の低下も歯周病のリスクを高めます。

③加齢やホルモンバランスの変化

年齢を重ねると抵抗力が低下し、歯周病菌に対抗できなくなり、歯周病になりやすくなります。
また、妊娠や更年期のホルモン変化も影響を及ぼすことがあります。

⑤箸やスプーンの共有による感染

家族に歯周病の人がいる場合、共有の箸やスプーンを使うことで歯周病菌が感染することがあります。とくに小さいお子さんには食べ物を与える際は気をつけましょう。

歯周病は多くの要因が絡み合って発症します。そのため、日頃のケアと歯医者での定期検診が重要です。
 
 

2. 歯周病のリスクが増加するのは何歳頃から?

歯周病のリスクは年齢とともに高まりますが、20代からすでに発症している人もいます。
特に注意が必要なのは、以下の年代です。

①30代以降はリスクが本格的に増加

厚生労働省の調査によると、日本人の30代の約40%が歯周病にかかっているとされています。
この年代では、歯ぐきの腫れや出血を自覚する人が増えます。

②40代・50代は歯を失うリスクが高まる

この年代になると歯周病が進行し、歯を支える骨が溶け始めるケースが増えます。
重症化すると、歯を支えている骨が溶けて歯が揺れてきます。そのまま放置していると抜歯が必要になることもあります。

③60代以降は歯周病の影響が全身に広がる

高齢になると歯ぐきの抵抗力が低下し、歯周病が急速に進行することがあります。
歯周病の菌が血流に入り込むことで、糖尿病や心疾患、誤嚥性肺炎のリスクも高まってしまいます。
 
10代や20代でも、歯磨き不足やストレス、偏った食生活などが原因で歯周病になることがあります。
特に、歯ぐきが腫れやすかったり、歯みがき時に出血がある場合は注意が必要です。

歯周病は年齢とともに進行しやすくなるため、「まだ若いから大丈夫」と油断せず、早めに歯医者での検診を受診することがおすすめです。
 
 

3. 若いうちから出来る、歯周病にならないための予防法

歯周病は一度進行すると完全に元の状態に戻すことが難しいため、若いうちからの予防が重要です。
以下の方法を実践することで、歯周病のリスクを減らすことができます。

①正しい歯磨きを習慣化する

歯周病の最大の予防法は、毎日の適切な歯磨きです。歯と歯ぐきの境目を意識しながら、歯ブラシを小刻みに動かして磨きます。
また、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、歯と歯の間にたまる汚れを取り除くことができます。
殺菌作用のあるマウスウォッシュを使用することで、さらに歯周病の原因となる細菌の増殖を抑えることができるでしょう。

➁生活習慣を見直す

喫煙は歯周病のリスクを高めるため、できるだけ控えましょう。
また、糖分の多い飲食物を入れる回数が多いほど、むし歯や歯周病のリスクが上がるので間食の回数は少なくしましょう。
ストレスも免疫力を低下させる場合があるため、適度な運動やリラックスできる時間を持つことも大切です。

➂歯医者での定期検診・プロフェッショナルクリーニングを受ける

歯周病は初期の段階では自覚症状がほとんどありません。
そのため、歯科医院での定期検診を受けることで、早期発見・早期治療に繋がる可能があります。
3~6か月に一度のペースでクリーニングを受けるのが理想的です。

若いうちから適切なケアを習慣化することで、将来の歯周病リスクを大幅に減らすことができるでしょう。
 
 

4. 和歌山県岩出市の歯医者 はたなか歯科クリニックの歯科診療

和歌山県岩出市の歯医者はたなか歯科クリニックは、歯科医療を通じて地域の方々の健康に少しでも貢献し、和歌山県岩出市の皆さんのかかりつけの歯医者になることを目指しています。

【はたなか歯科クリニックの歯科診療】

①歯周病ケアと予防歯科

お口の2大疾患と言われているむし歯と歯周病。
はたなか歯科クリニックでは、歯周病の治療はもちろん、発症・再発を防ぐための予防・クリーニングにも注力しています。
原因となるプラークを減らすため、歯肉炎から歯周炎に悪化する前に歯医者でのプロフェッショナルケアを受けることがおすすめです。

②歯科口腔外科出身の院長による親知らずの抜歯

口腔外科とは、むし歯や歯周病、歯並びの不正など以外で起こる様々なお口回りのトラブルを改善する治療です。
大人になってから生えてきて痛みを伴う親知らずの抜歯治療や、顎関節症の診断・治療、口内炎などのレーザー治療を行うことが出来ます。

③歯医者が指導するホワイトニング

歯の着色・変色が気になる方におすすめのホワイトニング施術。
はたなか歯科クリニックでは、自宅で継続的に行う事が出来る『ホームホワイトニング』をご提案しています。
施術前には当院で診察・説明を行います。
 
 

まとめ

歯周病は「年齢が高くなってから発症する病気」と思われがちですが、実際には10代や20代から歯ぐきの炎症が始まることもあります。
特に30代以降は歯周病のリスクが高まり、40代・50代になると進行が加速し、歯を失う原因にもなりかねません。
歯周病は早期発見・早期治療が鍵となるため、症状がなくても定期的に歯医者で検診を受けることが大切です。

和歌山県岩出市の歯医者 はたなか歯科クリニックでは、歯周病の予防と治療を行い、患者さんの健康な口腔環境を守るサポートをしています。
和歌山県岩出市で歯周病についてお悩みの方は、はたなか歯科クリニックまでお問い合わせください。

 

監修
はたなか歯科クリニック 院長 畑中 昭彦

経歴
1976年11月 和歌山県和歌山市出身
2001年3月 朝日大学歯学部 卒業
2001年4月 和歌山県立医科大学附属病院 歯科口腔外科 勤務(研修医期間を含む)
2004年4月 日本赤十字社和歌山医療センター 歯科口腔外科 勤務
2006年1月 はたなか歯科クリニック 開院
2023年3月 歯学博士(岩手医科大学医療工学講座)
2024年5月 和歌山県立医科大学歯科口腔外科学講座博士研究員

所属学会・スタディーグループ
日本口腔外科学会(2001年より)
日本口腔インプラント学会(2003年より)
日本抗加齢医学会
日本臨床歯科CADCAM学会
日本歯科理工学会
日本接着歯学会
岩手医科大学医療工学講座研究生

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